こんにちは。カンボジア在住6年目のマサです。
なんだかんだ毎日治安の悪いプノンペンですので、今日は治安の話でもしようかと。
記事の対象は「プノンペンの治安の悪さを肌で感じないんだけど、実際どうなの?」という方向けです。
ドラッグ
プノンペン市内
プノンペン市内では実際ドラッグがどこでも買えます。
カンボジアのゲストハウス、ドラッグ禁止の張り紙が多いのご存知でしたか?
なんというかドラッグは非常に身近なもので、日本で中学生の非行がお酒だとしたら、ここではドラッグなんですね。
しかもマリファナみたいな優しいドラッグでなくてもっと薬のほう。
ドラッグの密輸関連で逮捕される外国人もちょくちょくいますしね。
刑務所は収容人数の3倍?
プノンペン南部にあるカンボジア最大の刑務所は定員の3倍の収容人数であふれているとか。
その多くがドラッグ常習者。
もはや刑務所内でも買えてしまうんでしょうね。
ドラッグを買うために更に犯罪を犯すっていう負のサイクルが出来上がってしまっているように思います。
服役者の社会復帰支援のNGOもありますが、アナログの職業訓練が多くてどうなんだろうって状態です。
あとは家族のサポートとか。
子どもをきちんと学校に行かせて、負の連鎖を断ち切ろうって訳ですね。
本当に支援を掲げるならもう少し稼げる仕事につけるような支援が必要な気もします。
ただ刑務所内でのプロジェクトとあって普通のNGOじゃステージにもたてませんね。
◼ドラッグ危険エリア(プノンペン市内)作ってみた。
自分で見た場所のみなので西側や北側ばっかですが、特に裏通りがヤバめ。https://t.co/6HiqZvTR2F
— マサ@カンボジア (@masa_masayuki) August 20, 2018
地方でもドラッグによる逮捕者
本当に大変なのはこちらかもしれません。
今では殆どの村でドラッグが買えてしまうんですね。
村の人たちはそこでひったくりや強盗するわけにもいかないので、みなプノンペンに集結していわゆるギャングになるわけです。
◼支援地の村で麻薬の売人逮捕
・ドラッグがプノンペンから流れてくる
・ドラッグディーラーが各村に1人はいる
・村の10代後半の中退組は薬漬け残念ながらカンボジアの薬漬けは深刻。けど外人からすると見えない世界。
— マサ@カンボジア (@masa_masayuki) August 20, 2018
ひったくり
リバーサイドにて最近こんな事件ありました。
最近リバーサイド周辺は超デンジャラスです。
目の前で引ったくりとかあっても誰も助けないので、
貴重品持って行かないほうが良いです。 https://t.co/WjBNfhVPm2— 朝倉龍馬@カンボジア (@ryoma_asakura) August 19, 2018
リバーサイドで実は僕も目の前でひったくりは目撃しているんですね。
その時は外国人が一人で歩いていました。
それを子どもたち4人ほどが取り巻く絵。
もうどうしようもありません。
外人は追いかけていましたが、もう漆黒の闇に犯人たちは逃げ込むんですよね。
助けようと自分が降りたら自分も被害にあってしまう世界。
なんていうか、日本にはない世界観かもしれません。
助け合いなんて精神は命取りです。
外国人が集まるエリアは安全なのかなと思ったら実は逆なんですよね。
そこは犯罪者たちも狙ってる界隈です。
白人もたくさんいるし、安全なんて感覚は捨ててしまいましょう。
心構え
プノンペンには在住6年目、90年生まれ組が4人生き残ってる。
僕らの共通項は「治安に敏感なこと」。
危機察知能力は海外で長く活躍したいならバカにしてはいけない。
— マサ@カンボジア (@masa_masayuki) August 20, 2018
これは結構冗談ではなくてホントに。
みな「私だけは大丈夫」感覚が強いですが、僕もひったくりに空き巣に交通事故に、被害をあげたら滅入るほど。
日本が安全なだけですが、プノンペンの治安はアメリカやヨーロッパと近いですね。
スウェーデンやベルギーにあるNo Goエリアみたいな感覚です。
空港から市内まで安全に移動する方法
アプリのダウンロードしておきましょうね。
【プノンペン空港】ビザ、SIMカード、空港ピックアップetc.【2018最新版】
空港内から基本は出ないのが大切です。
【2018最新版】プノンペン空港だとうまくGrabが使えない?実態調査
バックパッカー精神を発揮して空港外の普通トゥクトゥクと交渉なんて止めておきましょう。
現地人が交渉してももはや値下がりしないようになっています。
なんていうかカルテルですよね。
これ以上値段を下げるのはやめておこう、みたいな約束事が伝統的トゥクトゥクドライバーの中であるみたいです。
ミニトゥクトゥクが普及して儲けが減った彼らはここで単価を下げるわけにはいきませんからね。
空港から市内への相場
電車…無料(2018年9月時点)
アプリトゥクトゥク…$2.5
空港外トゥクトゥク…$5
空港トゥクトゥク…$7
空港タクシー…$15
ただ毎年微妙に値上がりしていくので、そこは覚えておきましょう。
まとめ
臆病になりましょう。
◼カンボジアで身を守る方法
・夜20時以降は出歩かない。
・というか外は歩いてはいけない。
・カバン持たない。
・財布にも最低限の紙幣のみ。今のプノンペンは残念ながらそこらへんのアフリカ諸国より治安悪い。
— マサ@カンボジア (@masa_masayuki) August 19, 2018
変な表現ですが、臆病なくらいでないとやっていけません。
もちろん、そんな注意はいらないよって先輩もいらっしゃると思います。
ただ僕は被害にあった人を見てきているし、自分も被害にあってるので、そんな無責任なことは言いたくないなと思います。
ぜひ臆病になりつつ、安全なプノンペンライフを!
ではでは皆さん、よい1日を。