こんにちは。マサ@カンボジアです。
先日NGOとNPOの違いを聞かれたので、簡単な違いをご紹介できたらと。
NGOとNPOの違い
NGO ⇒ Non Governmental Organization(非政府組織)
NPO ⇒ Non Profit Organization(非営利組織)
非政府と非営利って呼んで字のごとく別物ですよね。
そんな感じです。
ただ日本における定義は混同していて、NPO法によるNPO法人格のみが存在する状態を先に作ってしまったせいなのかなと思ってます。
その後NPO法人以外に一般社団法人という枠ができてよかったなと思います。NGOとNPO違いますからね。
またNGOが法人格そのものになったら独裁国家だと批判されるので一般社団法人はいい名称だなと思います。
ミャンマーやカンボジアはNGO登録必須化をして国際社会から批判をくらっていましたね。
NGOの法人格は?
ではその場合NGOの法人格はどうなるんでしょうか。
選択肢は以下の3つですね。
1、任意団体(登記なし)
2、NPO法人
3、一般社団法人
1、任意団体(登記なし)
NGOの本来あるべき姿です。
ただこの非政府組織というのは「政府でない組織」という意味で、間違っても「反政府組織」ではないのでご注意を。
2、NPO法人
法人格の名称。これが皆さんのイメージする非営利組織ですね。
3、一般社団法人
初期のNGOはNPO法人登記が多いですが、一般社団法人の認知度が高まり、この5年ほどの新規登記団体は一般社団法人のほうが多いイメージです。
法人格がないと何がダメなの?
実はなにもダメではありません。
会計に関しても、関係者間で合意が取れていればOKです。
逆に言うとトラブルが増えてきたら法人化して責任を明確にするといいかもしれませんね。
法人格がないと困ること/出来ないこと
1、銀行口座開設
2、契約
3、助成金等申し込み
4、定款/謄本等取得
1、銀行口座開設
これ困りますよね。
寄付を個人の口座に毎回振り込んでもらうわけにもいきませんし、信用的に難しいですよね。
2、契約
同様です。
大きなプロジェクトを先方が会社にも関わらず、大きな金額が動く契約を個人とかわすか、がポイントです。
信用の問題ですね。
3、助成金等申し込み
助成金や補助金の申請要綱に、法人格を有すること、という項目があることが多いんですよね。
信用の問題です。
4、定款/謄本等取得
同様に、何かの際に正式書類を求められることがありますからね。
定款は実は法人でなくても作ることが出来ます。
ただ説得力余りありませんしね。
信用の問題ですね。
NPOと株式会社の違い
最後によくある話です。
簡単にいきます。
株式会社 ⇒ ボーナスOK!
NPO法人 ⇒ ボーナスだめ!(高給はOK)
NPOは稼いだ余剰資金を次の事業に投資しないといけないんですよね。
でも事業家からしたらそれは当然のことな気もしますが。
まとめ
さらっと各組織の違いを書いてみました。
業界のなかの人ならきちんと使い分けたいですよね。
それでは皆さんよい1日を。