こんにちは。マサ@カンボジアです。
今日はスタディツアーで行ったプノンペンの観光地のお話です。
記事の対象は「プノンペンの観光地へ安く行く方法を知りたい」方向けです。
結論はトゥクトゥクアプリ(GRAB、PassApp)を使いましょう、です。
市内からキリングフィールド片道$5です。
ただ後半はよりディープな歴史や社会問題の話を書いてみました。
キリングフィールド・トゥールスレン虐殺博物館行ってきた
正確には僕は行ってなくて後輩たちが行ってきたのですが、プノンペンの観光地といえばこの2か所なので、その紹介です。
もちろんプノンペンの観光地といえば、ほかにもあるのですが、正直微妙なとこ。
念のため書いておきましょうか。
セントラルマーケット
プノンペンのランドマークですね。ただ大きくて意外と写真にうまく収まらなかったり。
また中身はただのお土産物市場。
短期滞在ならここで勢いでお土産を買ったらいいと思いますが、時間があるならロシアンマーケットのほうに行きましょう。
ロシアンマーケット
有名観光地ではないですが、何年か前から欧米人の観光客がよく訪れるようになりました。
セントラルマーケットよりは100倍オススメ。
といえどただの市場に変わりはありません。
シェムリアップのナイトマーケットに行く予定があるなら、ロシアンも特に…という場所です。
ただ帰国直前に安めのお土産を買いたい方にはいいですね。
空港土産は高いです。
ナイトマーケット(プノンペン)
ナイトマーケットと言えばシェムリアップですが、実はプノンペンにもあります。
僕がはじめてナイトマーケットを知ったのは2010年とか。
このころはまだ街も暗かったし、なんというか、ここは輝いて見えましたね。
地元民に人気がでて週末のみ、から毎日営業に変わりました。
リバーサイド沿いにあるので、デートの時にちょこっと行ったりするといいですね。
ただこちらも同様、シェムリアップのナイトマーケット行くならわざわざ行く必要はないかな…ってレベルです(スリが多いことでも有名です)。
リバーサイド
さてそのリバーサイド。
リバーサイドは特に観光地ってわけではないですが、雄大なトンレサップ川が広がっている川沿い。
レストランやバー、ホテルも多いので、使い勝手はいいですね。
夜はおかまが沢山います。
興味ある人には楽しいかもしれません(スリやひったくりには気を付けましょう)。
ワットプノン
そんなリバーサイドの北にあるワットプノン。
確か入場料$2だったかな。
僕は外から見れば満足ですが、お寺が好きな方はぜひ。
最近綺麗になりましたが、夜は危険なので行くのやめましょうね。
立ちんぼと呼ばれる売春婦の方々が沢山います。
ボートクルーズ
そんなワットプノンのすぐ東側にあるのがボートクルーズ。
ナイトマーケットの正面にもありますね。
これ結構いいですよ。
外人$5、現地人$1.25です。
グルーっと回って30分くらいかな。
繰り返しになりますが、デートにオススメです。
王宮
そんな恋人たちスポットから南に真っ直ぐ。
更なる恋人スポット兼家族団らんスポットがあります。
王宮です。
広場みたくなっていて好きに座って適当にご飯を買って談笑ですね。
博物館
そんな王宮の1本北の通りにある博物館。
クメール民族の歴史が分かるとか。
歴史好きには堪りませんね。
入場料は$5かな。
キリングフィールド・トゥールスレン虐殺博物館とは
色々書いていたらキリングフィールドとトゥールスレン虐殺博物館が埋もれてしまいましたね。
話を戻します。
どちらもポルポト政権下の負の遺産です。
キリングフィールド
もし時間がないなら僕がキリングフィールドをお勧めします。
日本語オーディオを聞くと1時間から1時間半ほどかかりますが、あれほどカンボジアを深く理解できる場所はないと思います。
ポルポト関連はまだまだ人に直接聞くのは憚られる話題。
そういう意味でもキリングフィールドの音声説明は心に突き刺さります。
入場料は$6。
トゥールスレン虐殺博物館
こちらはより視覚的な場所です。
キリングフィールドは原っぱですからね。
こちらは元収容所、その前は学校だった建物です。
僕が普段本業で学校関係にお邪魔することが多いからでしょうか、写真が無ければ学校に見えます。
でもそこには拷問道具やベッド、レンガで作られた独房。
被害者の数々の写真。
これが1975年~1979年の出来事です。
僕にはこれがこれだけ最近の出来事だということが未だに信じられません。
入場料は$2。
行き方
キリングフィールド
プノンペン南部にあるキリングフィールド。
すっごく郊外にあります。
ただ正直全然バイクで行ける距離です。
郊外なので渋滞もそこまで多くないですしね。
普通にアプリで行きましょう。
【2018年版】カンボジアのトゥクトゥク配車アプリ、最大手はGrabじゃない? 各社の特徴分析
片道$5で行けます。
ただ郊外なのでGRABだけでなくPassAppも使えるようにしておきましょう。
トゥールスレン虐殺博物館
こちらなんて市内の普通にど真ん中ですよ。
なぜ今まで高いお金を払ってトゥクトゥクで行っていたんだろう…
こちらはGRABかPassAppで行けば普通に往復$3とかで行けてしまいますよ。
トゥクトゥクを待たせる必要もないので、気を遣ってチップとかも払わなくてよいですしね。
ちなみにキリングフィールド→トゥールスレン虐殺博物館はアプリで$5です。
ポルポト政権による虐殺とは。
上記2か所はどちらもポルポト時代の負の遺産です。
完璧な共産主義を目指したポルポトにとって知識層は不要だったんですね。
当時800万人の人口のうち、100万人~200万人が亡くなったと言われています。
この数字の振れ幅は正確なデータがないためです。
もう誰も何人の人がいて何人が死んだのか分からない。
歪な人口ピラミッド
カンボジアの人口ピラミッドは特異な形をしています。
(出典)
こちらは2016年のもの。
そう35歳以上の人が全然いない。
ちょうど1979年まで、の人口が極端に少ない。
この人口ピラミッド以上に悲惨な歴史を物語るものがあるだろうか、と思います。
【映画】Killing Field
もし「Killing field」という映画を見れる機会があれば、その過酷さが分かります。
主人公がクメールルージュの強制収容所から抜け出すシーンが頭を離れません。
道をひたすら歩いていくんです。
頭蓋骨で出来た道をです。
キリングフィールドやトゥールスレン虐殺博物館でもお土産として買えるので是非。
なぜカンボジアで支援が必要なのか。
そんな背景からカンボジアは国が壊れてしまいました。
知識層の虐殺による教師、医師、弁護士、語学が出来る人、もはや眼鏡をかけた人まで。
更に遺跡や学校も壊され。
そんな状態でその後も内戦状態が続いたカンボジア。
1992年に国連が介入していますが、その後も治安が悪かったのは先人たちのお話をきくと感じます。
2018年、カンボジアは表面的には発展しました。
けれでも僕がはじめて来た8年前と、中身が変わってないんですよね。
確かに小学校退学組は減りました。
しかし高校退学組はまだまだ沢山。
今後は村でドラッグまで出回り、逮捕者まで出る始末。
まだまだこの国の背負った道は長いように思います。
スタディツアーで感じること
そんな背景もあって、僕はカンボジアで教育支援を続けていますが、やはり興味のある人には是非見に来てもらいたいです。
その現実というか「リアル」ですね。
彼らの笑顔の裏に隠されたリアルを見てもらいたい。
発展で栄華を極める富裕層との格差を見てもらいたい。
それで何か感じることがあれば本望です。
【スタディツアー】夜遅くまで作業できるカフェはイオン2にあり?【プノンペン2018】
それでは皆さんよい1日を!