こんにちは。マサ@カンボジアです。
カンポットの胡椒農園に行ってきました。
今日の記事の対象は「オーガニックとか胡椒農園とか面白そうだなぁ」って方です。
この記事は盛りだくさん、5200文字です。では、いきましょう。
カンボジア行き方
まず、カンポットの行き方を書こうと思ったのですが、その前にカンボジアですよね。名前は聞いたことあっても普段日本にいたら遠い国かなと思うかもしれません。
Twitter等だとフライトと言えばスカイスキャナーを勧める人が多いイメージですが、カンボジアはどうでしょう。
僕の一時帰国時の選択肢は
ですかね。正直値段はそこまで変わるもんではないので、自分にとって簡単なサイトをオススメします。
大事なのはどのサイトを使うかよりも、とりあえず航空券を取ってみることな気がします。
順番にサイト特徴見ていきましょうか。
エアアジア本サイト
バックパッカー向けです。日本語サイトもありますが、僕の記憶が正しければ、日本語版だと「東京→プノンペン」は無かったような。英語版だとあるんですよね。不思議。
僕は片道の時しか普段は使いません。往復を取るのはちょっと選択肢が多くて面倒です。片道で2万円~3万円程度です。曜日によって値段変わるのでそこはうまくやりましょう。
マレーシア航空 本サイト
旅人向けです。他のルートは知りませんが「東京⇔プノンペン」往復で37000円程度ですね。個別サイトにピンポイントで登録しなければいけないので、東南アジアに頻繁に来ない方にはちょっと面倒かも。
ここ数年この値段ですが、マレーシア航空機は行方不明とか撃墜が数年に一度起きるので、心配な方はやめておきましょう。ただ圧倒的に格安ですね。
エクスペディア
標準です。スカイスキャナーと似てる感じですよね。僕はエクスペディアをもう何年も使ってまして、うちのインターン生や身内の後輩向けにもエクスペディアをオススメしています。
機能がシンプルで値段も分かりやすいので僕は好きですね。サイトによっては最初の値段が最終価格でないことが多いので僕はこっちが好きです。
HIS
簡単です。大手の安心感といいますか、簡単ですしね。HISの窓口でも全然いいと思います。手数料が上乗せされるのですが、そこは日系大手ですので。
ただ現地でトラブルが起きて飛行機に遅れそうな時などは連絡を取ってもたらい回しですね。結局相手にしてくれず、何のためにHISを使ったんだか、ってなりました。正直手数料分ほどのサービスは期待しないほうがよいです。
カンボジア入国ビザ
カンボジアのビザですが、2017年9月以降在住向けの普通ビザ(通称ビジネスビザ)は若干延長の条件が厳しくなっています。1年延長を取るのは慣れてないと大変かもしれませんが、3か月延長なら誰でも取れますよ。
一方の短期滞在ですが、2か月未満の滞在なら観光ビザですね。
1か月のみ延長も可能です。
カンボジアのビザのいい所は空港でアライバルが99%取れることです。心配な方はeVISAもあるのでそちらに申請してもいいかもしれませんね。国内の大使館で申請するのは時間と労力の無駄かと思います。ただeVisaは観光ビザのシングルエントリーのみなど制限も多いのでやはり空港取得でよいような。
VISA申請に必要なもの
米ドル
顔写真1枚
住所控え
一応ATMもありますが、カードや設定によって引き出せないこともあります。
日本できちんと両替してからいきましょう。物価上昇と共に値上がりしていますが、$35程度だったかと思います。
顔写真、こちらも用意しておきましょうね。無くても$1追加でOKしてくれますが、これもいつまで続くか分かりませんしね。また延長の際にも必要なので証明写真は多めに持っておきましょう。
住所控え、これ入国あるあるですが、手元に滞在先住所を抑えてない人の多さたること。地球の歩き方を持ち歩いてる人は適当なホテルの住所を書けばOKです。インターンに参加する、なんて時はきちんと控えを紙でもっておきましょうね。
また観光ビザは一か月のみ延長可能です。延長する場合は滞在2週間のタイミングでVISA代理店に行きましょう。一応日系でも取り扱ってる所はありますが、僕はローカル店にずっとお世話になっていますね。
カンポット行き方
これは全部一緒に行っただいすけ君が取ってくれました。
Book me busというウェブサイトがオススメです。正直バスは自分の好きな時間で取ったら良いと思います。
ただ個人的には時間に余裕があるのであれば、時間のかかる大型バスをオススメします。例えば朝9時半出発~14時到着くらいですね。僕たちがアクシデント後に使うことになったソリヤ(セントラルマーケット)バスはお隣のケップを経由したので余計に時間がかかった気がします。
ミニバンは早くて快適ですが、他の方も仰るように中々危ない。事実交通事故もよく起きているので、安全を取るなら大型バスにしましょう。
時間の関係でミニバンにする方はバス真ん中の席を取りましょう。一番守られる座席です。それかせめて後ろですね。
カンポット行ったキッカケ
今週末の土日に、@masa_masayuki さんと一緒にカンポット(胡椒の名産地)行くことにしましたー!
胡椒農家さん見つけたい。最高の胡椒作るけど、日本への販売なんて夢にも見てない職人肌のカンボジア人とかいないかな。これはmade in cambodiaで価値を残せると思う。
— 植木 大介 @トークンハウス (@daisuke_ueki) August 23, 2018
これは前回のブログでも書いたのですが、ほんとに僕は「今度行こう」って感覚でOkしたのですが、その週のうちでした。だいすけ君の行動力、恐るべしですね笑
カンポットのツアー会社
マジックスポンジという宿の目の前にあるツアー会社を使いました。
僕はカンボジアのツアー会社は基本的に信用できると思ってるので、またカンポットの胡椒農園訪問の基礎知識が何もなかったので、そのままお願いしました。
聞き方としては、
1、コショウ農園が入ってるツアーはどれか、どんなルート、かかる時間、いくらか
2、それの半日だけならいくらか。
3、コショウ農園だけならいくらか。
みたいな感じで探りつつ、相手の予算感を把握していく感じですね。
今回は二人で朝9時~14時で$25でした。
恐らくトゥクトゥクに$15実費、$10がツアー会社の営業利益でしょうね。家賃が安そうで従業員も少なかったので回りそうですね。というよりもカンポットは観光客が少ないので大規模でやるのが難しいといったところでしょうか。
農園の場所や受入状況を詳しく知っていたらトゥクトゥクに直接交渉、もしくはバイクレンタル(1日$4)でもよいでしょうが、あの悪路をバイクで行くのは大変そうですね。雨季だと特に泥はねが酷そうです。
トゥクトゥク交渉も知り合いもいないし、土地勘のない場所では相手が圧倒的に有利です。僕は安全を考えると次回もツアー会社を使うか、農園経営のお店にツアーをお願いしようと思いました。
カンポット⇔胡椒農園ルート
ルートはそうですね、これ把握しておけばレンタルバイクで行くことも可能ですし、トゥクトゥク個別交渉もできるようになるかと思います。
僕たちは今回カンポットから行きましたが、実は農園はケップからのほうが近いみたいですね。ケップで作ってる胡椒も同じカンポットペッパー認定だそうで、なん
でも2008年まで同じカンポット州だったそう。
カンポット中心部からだと片道20キロ、45分って言ったところですね。
僕たちは雨季の悪路で1時間以上かかりました。
ちなみに調べたところ、ケップからも同じく20キロ程度でした。
La Plantation見学方法
恐らくアポ必要なしですね。
常に受入をしているようです。僕たちはツアー会社で行きましたが、恐らく電話1本したくらい。誰も迎えも説明もしてくれず、トゥクトゥクも「中に入りなよ。僕はここで待ってるから」だけ笑
入り口には特にスタッフもおらず、看板と地元のポリスを頼りにとりあえず奥へ。
そこでやっとスタッフに遭遇、お土産物の置いてあるカフェのような休憩スペースに連れていかれました。ここで他のお客さんがくるのを30分ほど待ちました。ある程度人数が集まったらスタートする仕組みのようですね。説明は英語かフランス語から選べます。
しかし待てど暮らせど来るのはフランス人とベルギー人ばかり。そう皆フランス語の説明側です。英語の説明を受ける人が誰も来ない。聞けばオーナーがフランス人で胡椒自体もフランスと歴史があるそう。そんなこんなで1時間くらい待てど英語のプレゼンが始まらないので、見かねて案内スタッフの一人が先に農園案内をしてくれました。
いいですか、皆さん、農園見学は無料です。
その代わり、カフェやレストラン、お土産物を買っていく感じですね。NGOと似ています。
そこで案内してくれたのがソッペアック。
下のオーガニックの作り方は、彼の説明を断片的に切り取った感じです。こんな説明していいのかなぁ、とも思ったのですが、マネしたくても中々マネできるものではないのかもしれませんね。
コショウ協会の認定しかり、土地の確保しかり、初期3年分の運転資金しかり、販売ルートしかり。特に土地の条件が難しいと思いました。コショウは水に弱いそうで、水はけの良い土地。かつ土壌のよい山の麓の土地限定のようです。カンポットの山の周りは既に農園だらけですから余ってる土地も余りなさそうですしね。ノウハウの基本を表に出しても特に関係ないのでしょう。
オーガニック胡椒作り方
カンポットペッパーはカンポット一帯で生産され管理組合に認定されているブランド品です。実は胡椒自体はラタナキリやモンドルキリでも作っているようですが、価格も質も大違いだそう。
◼オーガニック胡椒作り方
・支柱4㍍、間隔2㍍
・収穫まで3年
・牛糞と土を発酵させた肥料を50㌢埋める
・5種の根と枯葉を発酵させた自然殺虫剤
・水捌けの良い山近くの豊かな土壌特に赤コショウは風味良くて美味。 pic.twitter.com/ZxgBsSFGEi
— マサ@カンボジア (@masa_masayuki) August 26, 2018
こちら、Twitterでは出しませんでしたが、自然の殺虫剤です。5つの根と枯れ葉を発酵させたものですね。
ちなみにロングペッパーという衝撃的に辛いコショウもありまして、辛いものが好きな人にはたまらないと思います。ロングペッパーのほうは収穫まで2年、更に毎月収穫できるという優れものだそうです。
しかしまだ知名度も低く、市場もないのが現状。今後どうなっていくのか楽しみですね。
おすすめお土産
僕の一押しは胡椒の塩漬けです。
これ衝撃的なうまさですよ。
柔らかいコショウなんてはじめて食べました。
僕は塩が外側についてるタイプが好きですね。La Plantationのはホントにうまかったです。
まとめ
そんなカンポット、都市部に疲れた、という方にオススメの場所です。
リゾートに行きたい!旅行に行きたい!と行く場所ではないですね。
東京から来るもよし、プノンペンやバンコク生活に疲れた方が来るにもよし、って感想をもちました。
のどかな街はいいですね。
人ものどかなんですよ。
歩いていてもトゥクトゥクが騒いでくることもありません。
というより街の中心部が歩けるだなんて、プノンペンじゃ考えられない。
次はケップかシアヌークビルに行ってみようかと思います。
でもコショウをコンポンチャム州やモンドルキリ州でも作っていると聞いたので、そっちも気になりますね。
僕はコンポンチャムに拠点があるのですが、しかしどのあたりの地域にコショウ農園があるのか、気になるところです。
山の近くの豊かな土壌で水捌けがよいのが条件だと言っていたので、コンポンチャムで有名な男山、女山あたりにでも行ってみたらヒントがあるかもしれませんね。
こうやって足で稼ぐ情報は楽しいですね。
カンポットのことも、1週間前まで場所さえ知らなかったのに、もうコショウの魅力、街の魅力にハマってしまいました。
シェムリアップが余り好きでない僕にはぴったりの場所かもしれません。
それではみなさんよい1日を!